自動車整備分野における労働力需要は、自動車の保有台数が、当面の間ほぼ横ばいで推移し、その点検整備の需要が減少する見込みがない一方、供給においては、自動車整備士を志す若者の減少に加え、高齢の自動車整備士の引退が始まりつつあり、平成 29 年度における自動車整備分野の有効求人倍率は 3.73 倍であるなど、深刻な人手不足の状態にあると評価でき、5年後において、1万3,000人程度の人手不足が生じると推計している。
地域的に見ると、自動車整備分野においては、その地域において保有されている自動車台数により需要が決まるため、例えば、自動車保有台数が多い愛知県及び埼玉県において自動車整備分野の有効求人倍率がそれぞれ8.35 倍及び 6.08 倍である一方、自動車保有台数が少ない都道府県においても、例えば、富山県及び福井県において当該有効求人倍率がそれぞれ 6.43 倍及び 5.77 倍である等、人手不足が生じている地域がある。
また、自動車整備分野は、自動車ユーザーからの委託に基づき自動車の点検整備を行うことにより、自動車の安全・環境性能の維持に係る基幹的役割を担い、我が国の国民生活に不可欠な分野であるところ、一定の専門性・技能を有し、その能力を用いた自動車整備に従事する外国人を受け入れることで、必要な知識・技能を有する自動車整備要員の確保を実現し、自動車ユーザーが自動車の点検整備を委託できる環境を全国で維持することが、当該分野の基盤を維持し、今後も発展させていくために必要不可欠である。引用元:厚生労働省「自動車整備分野における特定技能の在留資格に係る制度の運用に関する方針」
有効求人倍率が3.73倍。自動車の保有台数が多い県では6倍~8倍と非常に人手が不足している状況です。記載されているとおり、向こう5年間で約13,000人の人手が不足すると推測されています。
日本の外国人活用は先進国で最も少なく、多くの日本車が海外で走っているのに、外国人を受け入れていない。私たちは日本の自動車産業のため、世界の全てのクルマユーザーのため、日本国内で外国人が働けるような業界にしたい。ベトナムで自動車整備専門知識・技術を学んだ優秀な自動車整備人材の活用を日本全国へと広げることで自動車産業の活性化と外国人の若者の夢を実現させていく。今、日本は飽和の時代を迎えた。日本の市場だけを考えるのは意味がない。少子高齢高齢化社会の到来で労働人口が減少する日本と比べ、アセアンは優秀な若者の宝庫となっている。一緒になって成長を目指す時期にきた。厳しい時代にある日本の自動車業界の活性化のため、自動車業界とアセアンの人材を繋げる外国人紹介会社を立ち上げ、外国人整備人材の紹介をスタートした。
最近のコメント